こんばんは、そのさき、です。
一度持つとなかなか消えないのが罪悪感。
大きく分けると、やらなかった事とやった事への罪悪感があると思います。
たとえば、前者は友達が困っているのを助けられたのにやらなかった、というやれば出来たのにというケースです。後者は親とケンカした時に傷つけるような言葉を投げかけたという、やってしまったケースです。
この罪悪感があるという状態は、自分をずっと責め続けている事になるので非常に辛いです。
耳元でずっと「お前が悪かった」「あれはないよ」「ひどい奴だ」と言われ続けているようなものですから、辛くて苦しいんです。
でもね、これを言っているのは自分なんです。
罪悪感って自分しか持てないので、あえて自分で持つと決めているという事でもあるんですね。
持ちたくないのに持ってしまうのが不思議な所なんですが、なにかしら事情や自分の中の理解があってそうなっています。
困っている人がいたら助けなければいけないと教わっていたら、助けなかった自分はそれに背いたので許せないのかもしれません。
もしくは、友達は大切にするものという考えを持っているので、出来なかった自分を許せないのかもですね。
どのような理由にせよ、自分が信じている事に反した場合に自分が自分を罰しているのが、罪悪感を持っている状態です。
もし、困っていても自分優先と教わっていたら、助けなくても罪悪感は持ちません。もし、誰かに指摘されたとしても自分の考えと違うというだけで「そういう考えもあるんだな」で終わりでしょう。
で、罪悪感が消えないということは、その時の自分を自分が許せないのですから、許してしまえばいいんです。
許すってどうやって?と思いますよね。私もそう思いました笑
あの時あんな事をした(しなかった)自分はそれでよかった、と肯定します&あんな事をした(しなかった)自分を責める自分を「それでいいよ」と受け入れます。
あんな事した(しなかった)自分はあの時それしか方法がないと思ったか、それが一番いい事だ思ったか、悪いことかもしれないけどこれをするしかないと思ったのでしょう。
いま、あの時にこうすればよかったと思えるのは自分がそれだけ成長したからであって、あの時の自分には今の考えはなかったのです。
保身の為でも、自己中だったとしても、意地悪だとしても、それも自分ですから、自分だけはそれでいいと受け入れること、これが許すことです。
とはいってもそんな自分を許せない、と思う自分が出てくるでしょう。そうしたら、許せない自分も許しましょう。
許せないんだね、うんわかったよー、そう思うんだね、と自分を全肯定です。
それでも許せないと思うなら、なんで許せないと思うの?と自問しましょう。
相手がいる場合、謝っていないから許されないんだ、と思う事もあると思いますが、そういう場合もまずは自分が許すことが先です。
相手に謝罪するかどうかはまた別の話で、謝罪して相手が許すと言っても、自分が自分を許さなければ罪悪感は消えないのです。
罪悪感とか許すとかはもっと深く伝えていけたらと思います。
私もずっと罪悪感を抱えていましたので、苦しみよくわかります。どうしたら許されるのかを何度も何度も考えていました。
誰かに許されるんじゃないんですよね、自分しか自分を許せない。そして、自分が一番欲しているのは自分からの許しです。