こんばんは、そのさき、です。
嫌いな自分、認めたくない自分、こんな自分じゃダメだと思う自分、私にはたくさんいました笑
私はズルくて、めんどくさがりで、誤魔化すこともあれば、図々しいところもあって、そんな自分は人としてダメと思っていたし、嫌いでした。
自分にそんな面があると認める事が嫌だし、私はそんな人ではないと思いたかったんです。そして、そんな人じゃないフリをずっとしていました。
でもですね、受け入れないとどうなるかというと内側から追い出しているので、外側に溢れて「ここにいるよー」と教えてくれます笑
過去の私の周りには、ズルい人が多くて何度も出し抜かれたり裏切られました。なかなか仕事をしてくれない人に悩まされ、ムキャーと叫びたくなるほど毎日イライラして、一人で深夜まで頑張った事もあります。
また、横取りしたり割り込みされたり、図々しいだろ!と文句を言いたくなるシーンに繰り返しあいました。
こうなると、人と接するのが疲れる、友達と話しても愚痴が増える、もがき続けて溺れるような感じで、どうしたらいいのかわからなくなります。
とりあえず、その場その場をしのいでいましたが、何の解決にもならないんですよね。
もちろん、私を助けてくれる人もいたし、親切な人もたくさんいましたよ。だからなんとか生きられたと思います、ちょっと大げさですけど渦中にいる時は本当にそんな感じです。
もし今周りの人に苦しめられている方は、認めたくない自分の姿だとまずはぼんやり思う事から始めるのがいいかもしれません。
あ、この時のポイントはその人のエッセンスだけを自分の姿、と見ることです。
目の前で唾を飛ばしながら部下に意見を強いる不潔な上司が私なの?ってビジュアルから入ると受け入れにくいです。
唾を飛ばしながら「このプレゼンが通ったのは俺のお陰だな、だよな?」とヘラヘラして賛同を得ようとしている上司から『図々しさ』『ズルさ』だけを抽出します。
もちろんこんなに自分はひどくないはずです。気づかない自分の為にわざと大きくわかりやすく表現しているのです。
『図々しさ』私にあったかなー?・・・・あ、お昼奢ってくれるって言われたからいつも頼まない高いの頼んじゃったなー私にも図々しいところあったな、と気づければOKです。
『ズルさ』あったかなー?・・・・家の事情でって早退したけどバーゲンに行くためだたなー私もズルかったなーと気づければOKです。
ここで絶対やっちゃいけないのは「図々しいのは(ズルいのは)ダメだから直そう」とすることです。
誰にでも図々しいところあるし、ズルいところもあります。それをちゃんと知ること、認める事がすなわち受け入れることです。
嫌いな自分、見たくない自分を見ないフリ知らないフリをしているから、外側で大騒ぎします。
これも自分の一部と認めれば内側に戻ってきますから、もう外側で騒ぐことはなくなるのです。
どう考えてもダメな自分を見つけても修正はしませんよー。自分だなと気づくだけ、ただそれだけです。
大嫌いなあいつも自分の一部を表しているんです。あいつが私を困らせる為にやっているんじゃなくて、私の内側から飛び出した一部を表現しているだけ、です。
受け入れられない自分は誰よりも自分に愛されたくて大騒ぎしている自分のカケラ。どんな自分でも大丈夫、自分の一部だから安心して受け入れてみましょう。
図々しくてズルい私になっちゃうんじゃないかって不安になるかもしれませんが、大丈夫です。受け入れてもなにも悪い事起こりません。
そういう自分もいるんだなと受け入れることが大事です。そしてその反対の自分も必ずいる事を知ってください。
ズルい私の反対誠実な私、図々しい私の反対謙虚な私、こんな感じでどちらの要素もあるのが私(あなた)です。
どんな自分でもは、最低最悪でも非情でも冷酷でもです。これも私です。
つまり、最高最善で情に厚く、温厚な私も同時に存在しているという事です。ここはもう少し深くお話しますね。